今回の対談では、「中今(なかいま)」という日本古来の概念に焦点を当て、その深い意味と現代生活への応用についてお話を伺いました。矢作直樹先生から、日常の中で高次元の知恵にアクセスし、本来の自分に立ち返る重要性をわかりやすく解説していただいています。
中今(なかいま)の本質と実践
一瞬一瞬に集中することで得られる特別な意識状態が「中今(なかいま)」で、たとえば、走っている最中や集中している時、時間がスローに感じられる感覚で、この状態に入ると、感覚が鋭敏になり、通常の視野以上に広い世界を認識することが可能になる。これが「次元をまたぐ」状態に近いものであり、古代日本人が実践してきた感覚的な知恵に通じるものだということを教えていただきました。
次元と時間を超える視点
次元の重なりについて、それは例えば液体の中にガスが溶け込んでいる炭酸飲料を例にとり、目に見えない次元がどのように我々の世界に存在しているかを教えていただきました。次元は、4次元や5次元などと呼ばれ、視覚で確認できる世界以上に広がる世界です。
また、意識は時間を超越することもできるということで、矢作先生は、夜空に輝く星を例に、我々が見ている光が過去のものであることを指摘しました。例えば、月の光は1秒前、アンドロメダ銀河の光は260万年前のものです。このように、意識の持ち方次第で時空を超越した感覚を得ることが可能であると教えていただきました。
困難を成長の糧とする視点
また、対談の中では、人生における困難や他者からの批判をどのように捉えるべきかについても話し合われました。つらいことがあっても、他責ではなく自責へと視点を変えることで、問題を解決する力を内側から引き出せるのかもしれない。このプロセスは「麦踏み」にたとえられ、踏まれても強くなる精神性が強調されました。
中今がもたらす新たな生き方
この対談を通じて、中今の実践が神々とのつながりを深め、本源の自分に戻る道筋を示すものであるとまとめられました。日常生活の中で中今を意識することで、多面的な視点を持ち、より豊かな人生を送るためのヒントを得ることができます。
本対談は、見えない次元や時間を超越する意識に触れ、古代から受け継がれる日本の知恵を現代に活かすための貴重な学びとなるものでした。この知恵を日常に取り入れることで、心の平安と自己成長への新たな道を見出せるのではないでしょうか。