民主主義の語源を掘り下げ、市民支配の意味を明らかにしつつ、共産主義・対抗主義と並ぶ危険思想としての側面を検証します。思想が人間を超えてはならないという、日本の精神文化の価値を再確認します。

◉ 危険な思想と民族の正体──思想が人間を超えたとき
歴史を通じて、共産主義・対抗主義・民主主義の三つの思想が、いかに人間を軽視し、国民を犠牲にしてきたかを解説しました。
共産主義は「平等」という名目のもと、数億人規模の犠牲者を生み出し、思想の名で自国民すら抹殺しました。
一方で対抗主義とは、いわゆる反日を国是とする体制維持の思想であり、北朝鮮・中華人民共和国・韓国がその代表です。これらの国家では、自国民を洗脳し、日本に対してならどんな非道も正当化されるという倒錯した教育がなされ、フジテレビ問題など現実社会にも影響が及んでいます。

◉ 民主主義=「市民主義」だった!──語源が語る本質
「democracy(デモクラシー)」の語源は、demos(市民)+kratos(支配)。ここでの「市民」は民衆一般ではなく、ポリス(都市国家)における成人男性のみ、つまり人口のわずか1%にも満たない特権階級を意味していました。
この支配層のみが政治を動かし、残りの99%(女性・奴隷・老人・子ども)は発言権を持たないという構造は、現代の格差社会にもそのまま受け継がれています。
現代アメリカでも、1%の富裕層がGDPの50%以上を独占し、中流層は崩壊。400兆円が一瞬にして消える株式市場と、手取り15万円で生きる労働者。民主主義が守るのは「市民」ではなく「支配層」なのです。

◉ 日本人よ、思想より人を大切にせよ──歴史と文化の再発見
本来、日本の政治は「民は天皇の大御宝」という価値観に支えられてきました。政治家は天皇の臣下であり、民を豊かにすることが使命とされていたのです。
玄関に鍵をかけずに過ごせた時代、人を信じ、助け合い、思いやる暮らしが普通だった日本。これは「思想が上、人が下」ではなく、「人が上、思想はそのための道具」とする社会の姿です。
現代のように思想を最上位に置き、結果的に若者が生活のためにパパ活に走らざるを得ないような社会は、本来の日本の在り方ではありません。
夏目漱石の『草枕』にあるように、「住みにくい人の世」だからこそ、「ただの人」として互いに思いやり、責任を持って生きる。そこにこそ、日本人の美徳と希望があります。

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以上のように、今回は「民主主義の語源と実態」から、日本人が再確認すべき価値観と生き方についてお話させていただきました。
皆さんがこれからの社会をどう生きるか、そのヒントにしていただけたら幸いです。

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