発明や発見というのは、その人一代限りの名誉でしかありません。
人類は、飛行機の発明でこれまでとまったく違った世界の扉を開いきました。このことはたいへん意義深いことです。けれど同時に人類は未来永劫飛行機による殉難者を抱えることにもなります。その慰霊ができるのは飛行機に愛情を注ぎ続けた日本人の二宮忠八しかいなかった。だから神々は、手柄をライト兄弟に譲ったのかもしれません。
日本文化の根幹にあるものは「つながり」です。1位であることは大事ですが、神的視点では、その1位を「競う」ことが重要ではないのです。