1月7日は1989年 - 昭和天皇が崩御したことに伴い、当時の皇太子明仁親王が皇位を継承され、新たな元号として「平成」の元号が発表された日です。そこで今回は、昭和という時代がどのように世界に影響を与え、平成がどのような社会の変化を象徴してきたのかを考察することで、令和に込められた新たな価値観と、令和時代に起きることを考え、未来への希望をお話させていただきました。
- 元号が示す時代の意味:昭和から平成へ
昭和最後の日である1989年1月7日、昭和天皇の崩御により平成が始まりました。元号の選定は有識者会議を経て慎重に行われ、「平成」以外にも「修文」や「正化」といった候補が挙げられていました。「平成」は「平らかに成る」という意味を持ち、平和と安定が期待されました。一方、昭和は激動の時代であり、特に世界の植民地支配が終焉を迎える中で日本が果たした役割が大きなテーマでした。昭和の元号が「天照大神に召される」という意味を持つように、元号には時代を象徴する意義が込められています。
- 平成時代の特徴と課題
平成は「平らかな成長」の象徴とも言われますが、実際には経済成長が横ばいとなり、バブル崩壊後の停滞が続きました。それまでの「無限の経済成長」を追求する価値観に変化が見られ、持続可能性や新たな価値観が模索される時代となりました。また、世界では経済格差が拡大し、通貨の乱発や物価上昇が問題となる中、日本の物価が相対的に安定していた一方で、国際相場の影響を受ける状況も顕著になりました。平成は、経済だけでなく社会全体が平坦になった時代とも言えます。
- 令和の時代が示す未来への希望
令和の元号には「神々の声を聞き、共に生きる」という意味が込められています。この新しい価値観は、過去の「経済成長至上主義」や「支配的な価値観」を脱却し、人々が安心して豊かに暮らせる社会を目指すものです。昭和が植民地支配を終わらせたように、令和では新しい社会の価値観が生まれ、人間としての本質に立ち返ることが求められています。この転換は必ず起こります。