「食事」と「言葉遣い」を変えるだけで、未来は大きく変わる──。本動画では、量子論と人間の運命の関係を起点に、日本語という言語の持つ驚くべき力と精神文化の奥深さに迫ります。

◉ 運命は変えられる──「天禄」を書き換えた男の実話

江戸時代から続く日本独自の相学・観相学の中で、「天禄(てんろく)」とは定められた運命のようなものを指します。今回語られたのは、とある男性が若い頃、ある占い師に「このままでは死ぬ」と警告され、お寺で住職に2つのアドバイスを受けたという実話です。

その二つとは──
(1) 食べるものを変える(冷えと粟だけにする)
(2) 言葉遣いを丁寧にする

この実践により、実際に彼の体調も人相も変化し、運命が大きく好転していったという驚くべき話が紹介されました。

◉ 手相では測れない“見えない何か”──量子論とことばの力

手相や福耳など、従来の観相学において「この人はお金に恵まれない」と見られた人が、実際には裕福だった。理由を探ると、共通点はやはり「食べるもの」「丁寧な言葉遣い」だったといいます。

言葉は運命に影響する。それは、発音の抑揚や語彙の選び方、日常会話に込める思いまでも含みます。たとえば「君のせいで負けた」と「君のせいじゃない」とでは、発する人間の心や周囲への影響が全く異なります。

こうした“言葉の力”を通して、現代量子論にも通じる「非物質的なつながり=量子もつれ」が、私たちの日常に影響しているのではないかという仮説が語られました。

◉ 日本語は“神の領域”に最も近い言語?

日本語は、「結果を伝える言語」ではなく「過程を大切にする言語」だといいます。
英語や中国語が目的を端的に伝えるのに対し、日本語は“どう表現するか”に重きがある。

古典の中でも万葉集や古事記には、多層構造的な意味が込められ、文字選びに高度な配慮がなされています。たとえば「『あ』は『な』に申す」は「私はあなたに申し上げる」ではなく、「宇宙の時空を背負った私が、重要なあなたに申し上げる」という深遠な含意があるのです。

さらに「知る」という漢字も、神々を招く祭具(矢+盃)から生まれた象形であり、「神の知恵を授かり、心に留める」行為であると解説されます。

このように、日本語とは、人類が初めて紡いだ“原初の言語形態”を今に残す、神聖な言語なのではないかという視点が提示されました。

◉ 量子もつれと日本語──見えないものをつなぐ言葉の魔法

現代物理学で注目される「量子もつれ」は、たとえ空間的に離れていても、一方の変化が瞬時に他方に影響を及ぼすという現象です。

この“瞬間的なつながり”という考え方は、日本語の持つ曖昧さや、多重解釈可能な文脈に非常によく似ています。

イ 遠く離れていても心が通じる
ロ 言葉にならない思いを“言霊”で伝える
ハ 曖昧さが調和や余白を生む

これらはすべて、量子力学と日本語の世界観が重なり合う領域であり、「言語=神の技法」だという感覚を私たちに呼び起こします。

◉ 自らの運命を変える「二つの習慣」

動画の最後に示された問いかけは、とてもシンプルで力強いものでした。

自分の言葉を見直そう。
食べるものを整えよう。

このたった二つの行動が、人生を好転させる力を持っているかもしれない──。
そして私たちが日常的に使う日本語には、魂と魂をつなぐ“神の言葉”としての力があるのかもしれません。

Screenshot