1876年1月31日、アメリカ政府はネイティブアメリカンに強制移住を命じた。土地と文化を奪われた彼らの悲劇と抵抗、同化政策の影響を解説し、日本が直面する文化の危機と未来への教訓を考察する。
1月31日は(I)=愛、(31)=(さい)ということで、
愛妻感謝ひろめ隊が「愛妻感謝の日」に
カゴメ株式会社が 「愛菜の日」に指定しています。
日本では現在「変えたくても変えられない」石破政権が続いています。
政治の決定は時に不可逆な影響を及ぼすことがあります。
さて皆さんは、アメリカのインディアンと聞いて何を思い浮かべますか?
・カウボーイと戦った戦士?
・映画『ダンス・ウィズ・ウルブズ』
あるいは
・広大な大地を自由に駆け巡る人々?
しかし、実は彼らの運命は想像以上に過酷なものでした。
そして、今日はその歴史を大きく変えた日です。
🔹 1月31日とは何の日か?
1876年1月31日、アメリカ合衆国政府はすべてのネイティブアメリカンに対し、居留地(Reservation)への強制移住を命じました。
そしてこの事件が、白人が、アメリカ・インディアンたちの住んでいた土地を奪い、文化を破壊する大きな転機となりました。
どうしてこうした政策が取られたのでしょうか?
それは、アメリカの急激な拡大と、“文明化”という名の暴力でした。
🔷 アメリカの拡張とネイティブアメリカン
まず、アメリカという国がどのようにして現在の形になったのか、少し振り返ってみます。
• 1492年 コロンブスの新大陸発見 日本は応仁の乱の最中
• 1776年:アメリカ独立
• 1803年:ルイジアナ買収(国土拡大)
• 1830年:インディアン強制移住法(ジャクソン大統領) → 「涙の道(Trail of Tears)」
• 1848年:ゴールドラッシュ → 「白人による西部への進出加速」
• 1876年:ついにアメリカ政府が“すべての”インディアンを居留地に押し込める決定を下す
実際、アメリカは建国以来、白人中心の社会を作るために、先住民を排除し続けてきました。
そして、1月31日、この政策が最終段階に入りました。
🔷 ネイティブアメリカンの抵抗と悲劇
しかし、ネイティブアメリカンは黙って従ったわけではありません。
代表的な抵抗戦争として、
• リトルビッグホーンの戦い(1876年6月)
→ スー族の英雄・シッティングブルとクレイジーホースが、アメリカ軍を撃退!
この戦いは、白人社会では「野蛮な反乱」として扱われました。
• ウォンデッド・ニーの虐殺(1890年)
→ 白人政府はついに大規模な掃討作戦を決行。多数のネイティブアメリカンが虐殺されました。
→ 以降、ネイティブアメリカンの独立した文化はほぼ壊滅しています。
つまり、彼らの抵抗は一時的に成果を上げたものの、結局、アメリカ政府の圧倒的な力の前に屈してしまったのです。
🔷 文化の破壊と同化政策
さらにアメリカ政府は、単に土地を奪うだけでは満足しませんでした。
「白人化政策」として、
• 学校に強制入学させ、英語以外を話すことを禁止
• 伝統的な服装・儀式を禁止
• 部族の名前を白人風に変えさせました。
要するに、ネイティブアメリカンを“白人化”することで、民族としてのアイデンティティを消そうとしたのです。
この結果、現在でもアメリカには「居留地」が存在し、そこには深刻な経済格差があります。
現代インディアンの社会では、極度のアルコール依存症問題や貧困問題が深刻になっています。
つまり、文化的なジェノサイドは、今でも続いているし、1876年の決定は“過去の出来事”ではなく、現在にも大きな影響を与えているのです。
そしてこのことは、アメリカ白人社会にとっては、ひとつの「成功体験」にもなっています。
🔷 この歴史から日本が学ぶべきこと
では、私たち日本人は、このことをどのように考えたら良いのでしょう。
第一に、外国勢力が他国の文化を破壊することが現実にあることを認識する必要があります。
そしていま、グローバル化の名のもとに、日本文化が軽視される危機が顕在化しています。
歴史は繰り返します。
アメリカがネイティブアメリカンにしたことは、他の国々にも形を変えて行われる可能性があるのです。
🔷 まとめ
私たちは1月31日を忘れてはいけないと思います。
今日は、アメリカ合衆国がすべてのインディアンを居留地に押し込める決定をした日でした。
彼らの歴史は悲劇ですが、決して終わっていません。
日本もまた、自国の文化や伝統を守るために何をすべきかを考えるべき時に来ています。
さて、皆さんは、ネイティブアメリカンの歴史をどう思われますでしょうか?
日本の文化を守るために、私たちができることは何でしょうか。