「天皇制」という言葉は本来の日本語ではなく、戦後のGHQと左派学者によって広められたものです。天皇は制度ではなく、日本より古くから存在する国家最高権威であることを歴史と憲法から解説します。
はじめに|「天皇制」という言葉の正体
今回のテーマは「天皇制」という言葉です。私たちは日常的に耳にしますが、実はこの言葉はもともと日本語には存在していませんでした。
戦後、GHQの政策により、東京大学をはじめとする学界の中枢が左派系の人々に入れ替えられ、その中で「天皇を制度として位置づける」という思想が広められました。
こうして「天皇制」という用語が日本社会に浸透していったのです。
しかし、そもそも天皇は「制度」なのでしょうか。
この問いかけから、私たちは日本の成り立ちを改めて学ぶ必要があります。
天皇と日本国の成り立ち
大日本帝国憲法の第一条には「大日本帝国ハ万世一系ノ天皇之ヲ統治ス」と明記されています。
これは憲法上における天皇の地位を示したものにすぎず、天皇の存在自体を憲法が創設したわけではありません。
本来、憲法は「国が存在するからこそ」制定されるものです。
国があって、その統治のために憲法があります。
ところが戦後の一部学者たちは「憲法があって、天皇がその下に位置する」という考えを広めました。
しかし歴史を振り返れば、日本という国号が初めて国際的に用いられたのは645年の大化の改新の際であり、そのはるか前から「天皇」という呼称は存在していました。
記録上初めて「天皇」の名が外交文書に登場したのは608年、遣隋使が隋の皇帝に宛てた国書に「日出づる処の天子」と記されたときのことです。
つまり、「天皇」という呼び名は「日本」という国号よりも古いのです。
このことは、天皇のご存在が日本国という枠組みよりも根本的であり、日本の歴史に2600年以上連綿と続いてきたことを意味しています。
したがって、天皇を「憲法の下にある制度」とみなすのは誤りであり、むしろ「天皇があったから日本がある」と捉えるのが正しい理解です。
天皇は「制度」ではなく「存在」
ではなぜ「天皇制」という言葉が問題なのでしょうか。
それは、この言葉が「天皇は憲法の下に置かれた制度」という誤解を前提にしているからです。
たとえば学校を例に考えてみましょう。
学校には校則がありますが、校則があるから学校が存在するわけではありません。
学校という組織がまずあって、その後に校則が作られるのです。
これと同じように、日本という国があり、天皇が存在してきたからこそ、後に憲法が制定されました。
日本国憲法第一条では天皇を「日本国の象徴であり、日本国民統合の象徴」と定義しています。
英語では「symbol」と訳されますが、これは単なる飾りではなく、最高権威を意味します。
星条旗がアメリカ国民を結束させる象徴であるように、天皇は日本国そのものを示す最高のシンボルなのです。
天皇は制度ではなく、憲法の成立よりはるか以前から国の根幹として存在してきた方です。
したがって「天皇制」という言葉は、日本人が本来使うべきではない「反日的な用語」なのです。
天皇と日本人の心
天皇のご存在が憲法や制度よりも根源的であるという事実は、日本の歴史や国柄の本質と直結しています。
天皇は、国家最高権威として「国民こそが最大の宝である」との思想を体現してきました。
これにより、為政者は常に「天皇の部下」として、国民を大切にしなければならないという道徳的責務を負ってきたのです。
この構造こそが、日本において「究極の民主主義」と「究極の自由」を保障してきました。
権力による支配ではなく、国民がお互いを尊重し合い、共に響き合いながら生きる国柄が築かれてきたのです。
現代においても「共振・共鳴・響き合い」が日本社会の根底に流れているのは、天皇という存在がその基盤を形作ってきたからに他なりません。
もし天皇を「制度」としてしまえば、国民もまた権力の下に置かれ、支配の対象となってしまいます。
これは日本の歴史や精神に反することであり、絶対に受け入れてはならないのです。
おわりに|言葉の持つ力
言葉には大きな力があります。「天皇制」という言葉を安易に使うことは、天皇のご存在を制度に矮小化し、日本の国柄を否定することにつながります。
天皇は「制度の一部」ではなく、日本そのものの根源であり、国民を結ぶ最高権威です。
だからこそ、私たちはこの歴史的事実を理解し、「天皇制」という言葉をできるだけ用いないようにすべきです。
未来に向けて、日本が世界に示すべきは「支配」ではなく「共振・共鳴・響き合い」の文明観であり、その根底には天皇のご存在があるのです。
【所感】
今回ここで伝えたかったことは、単なる歴史の事実説明ではなく、
「言葉が人の心や社会の在り方をどう形作るか」ということです。
「天皇制」という言葉の裏にある仕掛けを指摘することで、
「自分が当たり前のように使っていた言葉が、実は国柄を矮小化してしまうかもしれない」
とお気づきいただけたら幸いです。
日本はいま、「共震・共鳴・響き合い」の未来を世界に拓く鍵を握っています。
なぜなら日本は、天皇のご存在があったからこそ、権力ではなく響き合いの国柄になったという国柄と歴史を持つからです。
天皇は、制度ではなく御存在です。
このことをあらためて確認することにより、あらためて「日本って素敵だな、自分もこの国を大切にしたいな」という温かい気持ちを共有することができたら、とってもうれしいです。
