文時代の三大発明について説明しています。それらは、黒曜石の使用、葦を使った船の製作、そして布の発明です。これらの発明により、人々は食生活や生活環境が大きく向上し、人口が劇的に増加しました。黒曜石は大型魚や動物の処理に役立ち、葦を使った船でより広い範囲での漁が可能になりました。また、布の発明により人々は寒さに耐え、生活の質が向上しました。

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あまり語られませんが、人間の火の使用以後に行われた人類史における、人類の発展に欠かせない大発明は、
1 葦船の発明
2 黒曜石の発見
3 布の発明
この3つであると思います。

葦を束ねると葦船ができます。
人は船を得ることによって、海で魚を獲り、また遠方への移動を可能にしました。

さらに葦を縦横に並べて組み合わせることで、葦船に帆を張ることができるようになり、人は風力によって、さらに外洋航海による遠隔地への移動ができるようになりました。

そして外洋航海によって、黒曜石を発見し、これによって道具としての刃物を得、大型の魚や動物を捕食して食べることができるようになりました。
このことは、食生活と人が接種する栄養分の大幅な変化を及ぼし、人類の寿命を大幅に伸ばしています。

さらに葦で帆を作る技術が、麻の繊維を織る技術へと発展し、そうしてできた布を黒曜石で裁断することができるようになることで、人は布の衣装を手に入れるに至っています。

これが後の時代になると、火を用いるに際して炉を使用するようになり、これにより比較的低温で溶かすことができる青銅器が刃物として用いられるようになりました。

人口の変化でいうと、
葦船のなかった旧石器時代の日本の人口は、日本列島全体で2万人程度です。
これが葦船と帆の発明と黒曜石によって、大型の魚を獲って暮らすようになり、これが3万8千年前の新石器時代を開き、人口を5倍の10万人に増やしています。

さらに布と金属器の使用により、人口は27万人へと増加しました。

日本の神話を読むと、こうした人類の進歩の過程が、そのまま神話化されています。
そしてそのような神話を持つ国は、なんと世界の中に、日本だけです。

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