張作霖爆殺事件をきっかけに、満洲の歴史と異民族支配の現実を振り返ります。清王朝から満洲の近代化、日本の役割、そして今日の日本に迫る同様の構造と危機について語りました。
◉ 「虫の日」に思う日本の共生文化
6月4日は“虫の日”。
手塚治虫氏にちなむこの日、日本の農業と自然との共生の大切さを考えました。
かつての日本は農薬や除草剤を使わず、虫や雑草、鳥たちと「共に生きる」農法を実践してきました。
虫を敵視しない文化。鳥が虫を食べ、自然のバランスが保たれる――それが日本的知恵です。
自然を排除すると、その代償は人間に返ってきます。
これは、現代の都市計画や外国人受け入れにも通じる発想で、「排除」ではなく「共生」の道が問われています。
◉ 張作霖爆殺事件の真相と「支配者」の本質
1928年、満洲で匪賊上がりの軍閥・張作霖が列車ごと爆殺されました。
犯人は長年「日本軍」とされてきましたが、近年はソ連の関与説も浮上。
しかし重要なのは、張作霖の死を、満洲の民衆が拍手喝采で迎えたという歴史的事実です。
張作霖は、民から搾取し、富を独占する典型的な「悪しき支配者」でした。
・歳入の8割を軍事費に
・130以上の課税
・家畜や農作物にまで課税
・5年先の税まで徴収
・通貨の乱発による経済崩壊
・豪邸に美女を囲う贅沢三昧
このような統治の末に待っていたのは、支配者の爆死と、民の解放への歓喜。
支配とは本来、民を豊かにするものであるべきです。
その原点を私たちは忘れてはなりません。
◉ 満洲の教訓と、いま日本に迫る“静かな侵略”
かつての満洲は、清王朝の起源であり、女真族の聖地でした。
康熙帝は漢人の立ち入りを禁じ、山海関に「天下第一関」の扁額を掲げました。
これは、文化と土地を護る強い意志の表れであり、異民族の流入を拒む理性的な戦略でした。
その満洲は、日本の関与によって平和と繁栄を取り戻し、
発電・道路・教育・医療・農業などあらゆる分野が近代化されました。
そして「働ける・食える・安心して暮らせる」場所となった満洲には、
大勢の漢人(Chinese)が押し寄せ、人口の9割を占めるようになります。
この流れは、まさに現代日本が直面している状況と酷似しています。
【民族侵蝕の方程式】
1.少人数で入植
2.混血化の進行
3.文化の破壊
4.資源の収奪
5.自治要求から国家乗っ取りへ
これは、チベット、東トルキスタン、南モンゴル、さらにはアメリカや日本でも進行中のパターンです。
日本の各地に生まれる“自治区化したチャイナタウン”の現実。
住民の入れ替え、公共インフラの売却、教育や政治への影響。
すべては、過去に満洲で起きた“静かな侵略”と、あまりに似通っているのです。
◉ 日本を守るとは、民の幸せを守ること
歴史は私たちに何を教えるのでしょうか。
それは「民の幸せこそ、国家の幸せである」という普遍の原理です。
日本人は道義を重んじ、規律に従い、和を大切にしてきました。
一方、漢人文化は“人治主義”――法よりも権力が優先される文化です。
その違いは、国を守るか、滅ぼすかの分かれ道となります。
今、日本には1000万人単位で外国人労働者の受け入れを進め、
参政権を付与しようとする政治家たちが現れています。
それは果たして「民の幸せ」に繋がる道なのでしょうか?
それとも、満洲の二の舞への入口なのでしょうか?
私たちに必要なのは、“笑顔と共生”という日本の良き文化を大切にしながら、
自国の未来を「自分たちの手で」選びとることです。
