2026年は丙午(ひのえうま)の年。干支は占いではなく、漢字の成り立ちから「時代の流れ」を読むための日本の智慧です。昨年の乙巳が「胎内での急成長」だとすれば、今年の丙午は、それが形となって世に現れ、確かなものとして定まっていく年。1966年、1906年という過去の丙午の年に起きた出来事を振り返りながら、いま私たちが立っている「転換点」の意味を考えてみたいと思います。

皇紀2686年
西暦2026年
令和8年
丙午(ひのえうま、へいご)の年
戦後81年
昭和101年
新年明けましておめでとうございます。
私がブログを書き始めて、今年で18年目になりました。
ブログでは、毎年元旦にその年の干支のご紹介をしています。
これは「占い」ではなく、あくまで干支で用いられている漢字の意味からその年を予測するというものです。一年が経過した歳末に振り返ってみると、これが意外に当たっています。
干支は、十干(じゅっかん)と十二支(じゅうにし)の組み合わせです。
十干が10個、十二支が12個あります。
両方を組み合わせると、60通りになり、暦の干支がひとめぐりして元に還ったということで、これが還暦(かんれき)です。
十干は、甲(こう)、乙(おつ)、丙(へい)、丁(てい)、戊(ぼ)、己(き)、庚(こう)、辛(しん)、壬(じん)、癸(き)の10個。
十二支は、子(ね)、丑(うし)、寅(とら)、卯(う)、辰(たつ)、巳(み)、午(うま)、未(ひつじ)、申(さる)、酉(とり)、戌(いぬ)、亥(い)の12個です。
昨年(2025年)の干支は、「乙巳(きのとみ)」の年でした。
「乙(きのと)」は発展途上、つまり完全に完璧に成長する(甲乙丙の甲になる)一歩手前。
「巳(み)」は、よく「へび」と言われますが、実は「巳」は、胎児の象形です。
胎児は、受胎時から十月十日、お母さんのお腹の中で、ものすごい勢いで成長します。
つまり「乙巳(きのとみ)」の年は、出産前、お母さんのお腹が、みるみる膨らんでいく、そんな年ということになります。
(実は巳年を「へび」に例えたのは、そうした成長が、言葉を変えれば脱皮とも等しいというところからであると言われています。)
実際、昨年は、参政党が台頭し、国家国民の声を無視した自民党が凋落、チャイナびいきの公明党が政権与党から離脱、高市首相の就任と高支持率の誕生、オールドメディアの信用失墜が誰の目にも明らかとなっていきました。
今年(2026年)は、「丙午(ひのえうま」です。
「丙」は物事を支える台座。
「午」は午前・午後に象徴されるように、明確な転換点を示します。
つまり丙午の年は、前年来の変化が加速し、生まれ、形となって現れ、確かなものとして定まっていく年になります。
60年前の1966年(昭和41年)も丙午の年でした。
この年は、丙午生まれの女性は夫を不幸にする」という迷信から、多くの夫婦が女児の出産を避け、前年比で出生数が大幅に減少したことが最大のニュースになりましたが、それ以上に高度経済成長期の日本を象徴する出来事が多く起きた年となりました。
具体的には、
海外旅行の回数制限が撤廃され、海外渡航が激増し、
『ウルトラQ』、『ウルトラマン』、『笑点』などが放送開始。
ビートルズが初来日。
それまでの日本社会ではあり得なかったミニスカートが大流行。
サッポロ一番、ポッキーなどが発売。
サッカーワールドカップ(イングランド開催、イングランドが初優勝)。
そして海外では、毛沢東による文化大革命が始まりました。
この年の流行曲といえば、橋幸夫の「霧氷」、加山雄三の「君といつまでも」、舟木一夫の「絶唱」、園まりの「逢いたくて逢いたくて」、西郷輝彦の「星のフラメンコ」、マイク眞木の「バラが咲いた」等々。
そしてこの年が、3C(カー・クーラー、カラーテレビ)の幕開けとなり、日本経済の高度成長がはじまりました。
そして日本経済はそのまま成長を続け、その20年後にはGDPが世界第二位となり、ジャパン・アズ・ナンバーワンとまで言われる強い日本となりました。
まさに昭和41年は、新たな日本の幕開けとなった年だったのです。
さらにもうひとつ前の1906年(明治39年)では、
南満州鉄道株式会社(満鉄)が設立され、
韓国に朝鮮統監府が設置。
日本社会党が結成
ガンディーが非暴力闘争を提唱。
清国政府が立憲制への移行を宣言。けれど結局清王朝はこのわずか5年後の1911年の辛亥革命で倒れています。
この年の流行歌は、『橘中佐』『水師営の会見』『故郷の空』『春が来た』『カチューシャの唄』『東京音頭』『銀座の柳』等など。
そしてこの年から20年後の1921年まで、日本は完全に不平等条約から解放され、西のイギリス、東の大日本帝国が、世界の二強国として発展して行ったのです。
今年2016年もまた、昨年来の変化が加速し、形となって現れ、確かなものとして定まっていきます。
希望に満ちた新たな出発の年を寿ぎつつ、
それぞれの場所で、素晴らしい日本を、素晴らしい家庭を、そして素晴らしい自分自身を築いていけたら幸いです。
本年も、共に学び、共に精進してまいりましょう。
この一年が健やかで実り多き年となりますことを、心よりお祈り申し上げます。
小名木善行 拝
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《これまでの各年の干支》
乙巳(きのとみ、おっし)(2025年、1965年)
「乙」は、完全に完璧に成長する一歩手前の状態
「巳(み)」は「子」の別字で、胎児を意味する
お腹の胎児が大きくなる年。
1965年 高度経済成長の予兆
2025年 高市内閣誕生
甲辰(きのえ たつ、こうしん)(2024年、1964年)
「甲(きのえ)」という字は、糸巻きに糸が巻き付いた様子
「辰(たつ)」という字は、二枚貝の貝殻、何かが掘り進められていく
新しい動きが世の中にわかるようになっていく年。
1964年 東京オリンピック開催、東海道新幹線が開業
2024年 米国でドナルド・トランプ氏が大統領再選
癸卯(みずのとう、きぼう)(2023年、1963年)
「癸」は、股の間から洩れてはいけないものが滴っている様子
「卯」は、門を無理に押し開けて中に入り込むさま
新たに生まれた動きが門に向かって突撃をするように、
攻撃をしかける年
1963年 ケネディ米大統領暗殺
吉展ちゃん誘拐事件
アニメ「鉄腕アトム」が放送開始
坂本九の「スキヤキ」が全米1位を獲得する。
小学校1年生に全教科書が無償配布される。
市学校給食会が発足し、学校給食物資が統一される。
壬寅(みずのえとら、じんいん)(2022年、1962年)
「壬」は、糸が糸巻きにぐるぐると巻き付いて膨らむ象形。
「寅」は、両手で矢を引っ張る(伸ばす)象形です。
何かに向かう動きが一気に加速する年
1962年 日米安全保障条約発効、キューバ危機
辛丑(かのとうし、しんちゅう)(2021年、1961年)
「辛」は厳しい、「丑」は、はじまり
痛みを伴うが、新しい時代が幕を開ける年
1961年 米貿易経済合同委員会開催、所得倍増計画スタート
庚子(かのえね、こうし)(2020年、1960年)
「庚(かのえ)」は植物が成長して形を変える
「子(ね)」は果実としての子
何かが大きく形を変えて、そこから果実として子が生まれる年
1960年 アフリカで諸国が独立、1900年 義和団事件
己亥(つちのとい、きがい)(2019年、1959年)
「己」は糸巻き、「亥」は猪突猛進
新しい価値観が世に広まる年
1959年 水俣病事件、伊勢湾台風、週刊文春創刊
戊戌(つちのえ いぬ)(2018年、1958年)
「戊戌」ともに斧付きの槍(ハルバート)を意味する。
古いものが処断され、新旧勢力のバトンタッチが起こる
1958年 売春防止法施行、インスタントラーメン発売(インスタント時代の幕開け)
2018年 China、Koreaの世界的信用失墜
丁酉(ひのととり)(2017年、1957年)
「丁」は釘の象形で、組み合わせた木材を安定させる。
「酉(とり)」は徳利(とっくり)の象形で稔りと成熟を意味する。
稔り、安定し、成熟を迎える。
1957年 岸内閣成立
2017年 安倍自民党衆院選で圧勝
丙申(ひのえさる)(2016、1956年)
「丙」は、しっかりとした台座を意味します。
「申」は、棒に糸が巻き付いて太くなるさまです。
新たな展開が始まる
1956年 国際連合に加盟、高度成長はじまる。
2016年 トランプ氏大統領選に勝利、安倍総理真珠湾で演説
乙未(きのとひつじ)(2015、1955年)
「乙」は、完全に完璧に成長する一歩手前の状態
「未」は、梢の若芽の象形で和語では「いまだ」
若芽が芽吹く年
1895年 三国干渉で遼東半島返還
1955年 ワルシャワ条約機構結成、冷戦激化
2015年 安倍首相、日米で冷戦に勝利したと宣言
甲午(きのえうま)(2014、1954年)
「申」は、新しい動きが棒に糸が巻き付くように加速する
「午」は、草木の成長が極限を過ぎて衰えを見せ始める
新旧交代の年
1894年 日清戦争(東亜最大の大国が清から日本へ)
1954年 自衛隊発足。映画ゴジラ始まる。
2014年 オバマ大統領、天皇陛下に最敬礼
癸巳(みずのとみ)(2013、1953年)
「癸(き)」は股の間からしずくが滴っている字
「巳(み)」は「子」の別字
新しものが生まれる年
1953年 NHK放送開始
2013年 国会で慰安婦や南京問題が議題にのぼる
壬辰(みずのえたつ)(2012、1952年)
「壬」は糸巻きの棒に糸が巻き付いて膨らむ
「辰」は古代の農機具の二枚貝の貝殻。
古い価値観が衰え、新しい価値観が芽生える年。
1952年 サンフランシスコ講和条約発効
2012年 民主党大敗北、安倍内閣誕生



