時間は「直線的に一方方向に進むもの」というのが、20世紀の理解です。
ところが近年では、「時間は立体軸上にある」という概念が生まれています。
これを「ミンコフスキー時空」といいます。

時間軸は「直線」で表されますが、これは一次元です。
その時間軸にY軸をプラスすると、時間の平面ができあがります。
これを「時間の平野」といいます。

時間が平面上にあるのなら、時間軸はその平面上を自由に動き回ることができます。
さらに時間に縦軸を加えると、時間は立体的に進むことになります。
これを図にしたものが「ミンコフスキー時空」で、上の図です。

この図によれば、過去はそれぞれの人ごとに異なります。
その異なる過去を持つ人達が、現代という一点で出会っています。
「袖すり合うも他生の縁」といいますが、何らかの御縁で、いま出会っているわけです。

けれど、この一点で出会っている人たちも、未来にはまた別々のポイントへと進んでいきます。
つまり、過去もいろいろあったし、未来もいろいろな未来があるのです。
その選択をするのは、自分自身です。

預言者というのは、その多数ある未来の中のひとつを述べているにすぎません。
ですから、予言通りの未来を求める人は、その未来へと進むし、予言とは異なる未来を希望する人は、異なる未来線へと進んでいます。

その意味で、2025年7月に、大津波がやってきたり、巨大隕石が衝突して地球文明が滅びるという未来もきっとあるのでしょう。
けれど、そんな未来ではない、人々が自発的、自立的に、世界を良い方向へと変えていく、そういう未来線もあるのです。

どの未来に進むのかは、中今(なかいま)である現在の心がけにかかっています。

地球文明が滅び、人類は死滅するという人もいますが、そうは思いません。
なぜなら人とは「霊(ひ)止(と)」だからです。
霊(ひ)が本体です。
肉体は乗り物に過ぎません。

乗り物に乗って何をしているのかといえば、より高次元の魂(霊(ひ))になれるように、この世で様々な制約を受けながら訓練をしているのです。
そこから、人生においていちばん大切なことは「チャレンジ」だという発想も出てきます。

魂は不滅です。
そうであれば、地球が滅びるということは、魂がその訓練の場を失うということです。
それはあり得ません。

ただし、訓練の場ですから、試練は与えられます。
いまの日本は、あらゆるものが、悪い方向へと向かっている状況にあります。
そして同時に、その悪い方向へと向かっていることに気がついている人たちが現れています。
これが「イマジナル・セル」、つまり成虫細胞です。

イマジナル・セルたちは、進化した人類社会に魂の次元で気付いている人たちです。
その数が一定以上になると、現代社会は存続できなくなります。
そして変態のために、一定期間「さなぎ」状態になります。

「さなぎ」の中では、従来の価値観に縛られている人たちが、次々に溶解していきます。
そして彼らが持つ全てが、新しいイマジナル・セルたちのための栄養となります。
そうして「さなぎ」の中で、新しい社会像が生まれていきます。

その新しい社会像のことを、日月神示は「みろくの世」と呼んでいます。
「みろく」というのは、カタカムナでいえば、
「みぃ」 大切な、伝わる
「ろぉ」 空間を抜ける、奥深い
「くぅ」 引き寄せ、生まれる
ですから、まとめれば、
「その先にある真実の世界が引き寄せられて生まれる世」
ということになります。

それはどのような社会かといえば、古来日本が求めてきた社会です。
古来日本が求めてきた社会とは、
「誰もが豊かに安全に安心して健康に暮らせる世」
であり、その世の中で、人々がそれぞれに人生にチャレンジし、挑戦し、成長していくことができる世です。

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