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共に学ぶ『倭塾サロン』
 2024年9月開講
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倭塾は2013年から、かれこれ11年継続している勉強会です。

GHQによって破壊された日本精神は、いまでは教育界までも反日色となっています。
『万葉集』と聞けば、我が国に現存する最古の歌集であり、我が国の文化の根幹をなしてきた素晴らしい文学ですが、
大学で使用する教科書などにおいてさえ、その前書きには、「素晴らしい日本文学」と書いてあるのに、その内容はとみれば、色恋にうつつを抜かす朝廷貴族たちのふしだらな生活と決めつけただけの内容になっています。

けれど和歌というのは、もともと本音を言わず、上の句と下の句で互いの心を察する文化です。
ですから歌会においても、詠まれた歌を、ただ額面通りに解釈するのではなく、本当はその人が何を言いたかったのか、それを聞く側が真剣に考えることで、詠み手の心を察するという、実は大変に高度な心のやりとりが行われていたのです。

さらにいえば、万葉集は、持統天皇がまだ皇后陛下であられた時代に、我が国から争いをなくし、高度に知的な高い民度の国を築こうと、柿本人麻呂とともに編纂を開始されたものです。
そしてこのような経緯がわかれば、そこに掲載された歌の数々は、単に色恋だけではないと気付くことができます。

また、万葉集といえば、「万葉仮名」といって、「漢字をカナの代わりに用いた」、「我が国には文字がなかった」といったデタラメ(あえてデタラメと言わせていただきます)が、現代ではほぼ常識となっています。
学校でもそのように教わります。
これも嘘です。

たとえば、有名な額田王の和歌に、
 あかねさす
 紫草野(むらさきの)行(い)き
 標野(しめの)行き
 野守(のもり)は見ずや
 君が袖(そで)振る
という和歌があります。原文は、
 茜草指
 武良前野逝
 標野行
 野守者不見哉
 君之袖布流
です。

一見してわかる通り、
 「むらさき野」のところには「行く」を「逝く」と書いてあり、
 「標野(しめの)」のところでは「行く」と書いています。
音(よみ)は、どちらも「いき」でありながら、「逝き、行き」と文字を使い分けているのです。
これは明らかに意図して書いたものです。

この違いによってもたらされる意味の違いは、別な機会に譲りますが、
このことについて『古事記』の序文に面白いことが書かれています。
 「文(ふみ)を敷き、句(ことば)を構(かま)ふること、
  字(かな)に於(おき)ては難(かた)し」
要するに、
上古の文章や語句の意味を書き表わすのに、漢字では困難(不十分)だとあるのです。

たとえば「天之御中主神」では、「天」を「あめ」と読み、
「天照大御神」では、「天」を「あま」と読んでいます。
つまり、もともとの大和言葉では、「あめ」と「あま」が明らかに使い分けられていたのに、漢字には「天」という文字しかない。
だから、漢字では十分に上古の言葉を書き表すことが困難だと、古事記は序文で書いているのです。

現代の学会は、そもそも『古事記』の存在そのものを無視するし、『古事記』好きな人の多くも、原文ではなく「現代語訳」のみを用いて、『古事記』を解釈しようとしています。
結果として、うわべの意味しかわからない。

私たちはいま、日本的精神を取り戻そうとしています。
その日本的精神は、戦後GHQによって破壊され、護ろうとする人たちは公職を追放され、書は焚書で焼かれてしまいました。
そして戦後は、何十兆円という莫大な予算をかけて、日本的精神が破壊されていきました。
ですから、今私たちが日本的精神を取り戻そうとするなら、バラバラに解体されて捨てられている切片を拾い集めて、もとの形を学んでいくしかありません。

ところがこれが実におもしろくて、まるでトレジャーハンターです。
拾い集めて元の形を復元すると、そこにものすごい感動があるのです。

いま、世界はAIの普及とIT化によって、世界の形からビジネスや家庭の形まで大きく変わろうとしています。
まさに、技術の進歩が、これからの時代を開いていくのです。

けれど、どんなに世の中が進歩しても、万年経っても変わらないのが、人の心です。
どんな時代にあっても、どれほど技術が進歩しても、心を磨くことはいつの世も変わらない大事です。

そして心を磨くことで、実は私たちは、「いま」を知ることができます。
なぜなら、磨いた心には、真実が映し出されるからです。

私たちの先人たちは、万年の単位で熟成された人々が幸せになる道を示そうと、記紀や和歌を遺してくれました。
現代の我々も、これを学ぶと、そこに様々な気付きを得ることができます。
そしてその気付きから得られる何かが、
私達自身の、そして日本再生の、さらには世界を覚醒へと導くものとなります。

これを皆様とともに行いたい。
そこで、勉強会をネットで開催することにしました。
それが、「倭塾サロン」です。

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古典に学ぶ新たな気付きが幸せを生む” に対して1件のコメントがあります。

  1. 上野充弘 より:

    NHKが大河ドラマで、紫式部のドラマをやっているが全く見たくない。俳優が幼稚な上に韓流ドラマのように思える。時代考証がされてなく権力闘争と色恋沙汰をドラマ化している。
    これは戦後の○×クイズ教育の成果なのでしょう。

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