日本文学
【今日のひとこと】千三百年前の人が見た景色を、いまの私たちも見ることができる。和歌は、時代を超えて人と人を結ぶ、三十一文字の贈り物。20261010(土)百人一首
2026年10月9日
百人一首第四番、山部赤人の「田子の浦に」。『万葉集』317番の長歌と318番の反歌を合わせて読むと、富士山の歌に隠された壮大な世界が見えてきます。千三百年前の「語り継ぐ」という願いから、和歌が時代を超えて人と人を結ぶ力を考えます。
【今日のひとこと】同じ景色を見ても、見えるものは人によって違う。歌を読むとは、千年前の誰かの観測点から、もう一度その景色を見ること。20260919(土)百人一首(2)
2026年9月19日
百人一首第二番、持統天皇の「春過ぎて夏来にけらし」。同じ景色でも、観測点が変われば見える世界は変わります。白妙の衣と天の香具山に何を見ていたのか。千年前の歌人の観測点から世界を眺めることで、古典を「答え」ではなく、新しい世界を見るための入口として読み解きます。
foomii 山上憶良『貧窮問答歌』をもう一度読む ――「誰が貧しかったのか」から「どこに立って見るのか」へ 20260912
2026年9月12日
山上憶良『貧窮問答歌』を「律令社会の貧困」という従来の解釈だけでなく、国司、海峡の向こう、貧しい人、そして憶良自身へと観測点を動かして読み直します。新しい解釈さえ正解として固定せず、異なる場所から古典を読むことで、真実へ近づいていく学問のあり方を考えます。
【今日のひとこと】古典は過去の話ではない。いまを照らす鏡。20260514
2026年5月14日
古典とは、過去を学ぶためだけのものではありません。日本文学特有の「説明しすぎない」表現を通して、古典がなぜ“いまの自分を映す鏡”となるのかを、川端康成や石川啄木の作品を交えながら考察します。
伝えるつもりが、相手を潰す──日本の古文に学ぶ「余白を残す言葉」
2026年4月28日
「伝える」とは、相手を動かすことではなく、相手の中で何かが生まれる場を整えること。竹取物語や「侍る」「候文」に見る日本語の姿勢から、余白を残す言葉の力を考えます。
『竹取物語』を翻訳して・・「手放す」という選択をした文明の設計図
2026年1月24日
『竹取物語』はなぜ終わりが「別れ」なのか。欲望・権威・不死を手放す選択を通して、日本文明が育んできた「持たない強さ」と「限界を知る思想」を考察します。






