歴史とは、誰か特別な人物だけが作るものではありません。
毎日を懸命に生きた無数の人々の歩みが積み重なって、いまの社会があります。
だからこそ、歴史を学ぶことは、「昔を知る」だけではなく、「自分はどう歩むか」を考えることでもあるのです。

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歴史は、人の歩みの積み重ね
「歴史」と聞くと、多くの人は、有名な人物や大きな事件を思い浮かべるかもしれません。
織田信長。
坂本龍馬。
明治維新。
世界大戦。
たしかに、それらは歴史の大きな転換点です。
けれど、本当の意味で歴史をつくってきたのは、特別な誰かだけではありません。
朝早く起きて働いた人。
家族を守ろうとした人。
畑を耕した人。
子どもに言葉を教えた人。
地域を整えた人。
苦しくても、今日一日を懸命に生きた人。
そうした名も残らない無数の人たちの歩みが積み重なって、歴史はできています。
私たちはつい、誰が成功したか、誰が勝ったのか、何が正しかったのかというように、
「結果」ばかりを見てしまいます。
けれど、本当に大切なことは、「どう歩んだか」にあります。
たとえば、日本という国が千年以上続いてきた背景には、
派手な勝利だけがあったわけではありません。
むしろ、譲り合い、支え合い、整え合いながら、日々を積み重ねてきた人たちがいたおかげです。
そこには、田んぼを守った人、祭りを受け継いだ人、地域を掃除した人、子や孫のために耐えた人など、
さまざまな人がいます。
そうした人たち一人ひとりの営みが、日本という国の土台をつくってきたのです。
そうであれば、歴史を学ぶ意味も、単に昔の出来事を知ることではありません。
そのとき人は、どう生きてきたのか、
どんな想いを、次の世代に受け渡そうとしてきたのか、を知ることです。
そしてもうひとつ大事なことは、私たち自身もまた、歴史の中を生きているということです。
いまの自分の言葉、いまの自分の行動、いまの自分の誰かへの接し方、
そして自分が今日をどう生きるか。
そのひとつひとつが、未来へ続く歩みになっています。
ご先祖が歩いてくれた道の先に、いまの私たちがいるように、
いまの私たちの歩みの先に、未来の誰かがいるのです。
そう思うと、「今日」という一日も、少し違って見えてくる気がします。
歴史は、過去の記録ではありません。
人の想いと歩みが積み重なってできる、生きた流れです。
歴史は、人の歩みの積み重ね・・・なのです。
今日も良い一日を♪
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