「自立」と聞くと、誰にも頼らず、自分ひとりの力で生きることのように思われがちです。けれど、人は誰かに支えられ、教えられ、結ばれながら生きています。では、本当の自立とは何でしょうか。大切なのは、誰かの答えをそのまま生きるのではなく、自分で問い、学び、選び、その一歩を引き受けること。今日は「問い」「Relation」「出口設計」から、自立について考えてみたいと思います。

今日のひとこと・自立とは、誰かの答えを生きるのではなく、自分で問い、自分で選び、自分の一歩を引き受けること。

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自立は、誰かの答えを生きるのではなく、自分で問い、自分で選び、自分の一歩を引き受けること。

私たちは、子供の頃からたくさんの「答え」を教わって育ちます。
学校では、問題には正解があると教わってきたし、
社会に出れば、会社のルールに従えと教えられる。
世の中には、「こうするのが普通」「これが正しい」「こうすれば幸せになれる」といった「答え」があふれているように思います。

もちろん、それらが悪いわけではありません。
先人の知恵を学ぶことは大事だし、経験者の話を聞くことも大切。
人に教えてもらうことも、とても良いことです。

ただ、ここにひとつ、見落としてはいけない大事なことがあると思うのです。

それが、
その人にとっての答えが、そのまま自分にとっての答えになるとは限らない。
ということです。

あたりまえのことです。

その人と自分では、生きてきた道も、置かれている状況も、周囲とのRelation(関係性)も違うからです。
同じ出来事でも、見えている景色は、人によって違います。

だからこそ「問いが必要だ」と思うのです。
「みんながそう言っているから」ではなく、自分がどう感じるか。
「偉い人がこう言ったから」ではなく、自分は、どんな未来をつくりたいのか。
「これが正解」ではなく、その選択の先に、どんな景色が待っているのだろうか。

そうやって、自分でまず「問い」を持ちながら、
いろいろな人の話を聞き、本を読み、歴史に学び、ときには人に助けてもらうのです。
選択はそれからです。
それが「自立」なのではないかと思うのです。

これはあくまで私の私見です。
ですが、自立するといったところで、現実には、ひとりだけでできることなど、何もないのです。
誰にも頼らないなんてことでもありませんし、
誰にも頼れない、ということもありません。

むしろ、自立しているからこそ、人の話を素直に聞くことができるし、
自分とは違う考え方からも学ぶことができると思うのです。

なぜなら、
「人の意見を聞くこと」と
「人の答えをそのまま生きること」は、まったく違うからです。

そして、もうひとつ大切なことがあります。
それが、**「自分の一歩を引き受ける」**ということです。

自分で選んだからといって、必ずうまくいくわけではありません。
むしろ失敗の方がはるかに多い。
だから、「あっちにしておけばよかった」と思うことだってあります。

けれど、そのとき、
「あの人が言ったから」
「世間がそう言っていたから」
「みんながそうしていたから」
と、自分の人生の責任を誰かに渡してしまったら、自分の人生なのに、自分が主人公ではなくなってしまいます。

人はたくさんの人に支えられて生きています。
けれど、自分の人生くらい、自分の中で自分を主人公にしたって良い。
違いますか?

失敗したっていい。間違えたっていい。
「しまった!」と思ったら、また問い直せばいい。選び直せばいい。歩き直せばいい。

自立というのは、最初から正しい答えを持っていることではないと思います。
むしろ、
**問いながら、選びながら、歩きながら、自分の人生を自分で引き受けていくこと。**です。

自分の人生に、学校の試験みたいな「模範解答」なんてありません。
同じ人間も、世界にひとりもいません。
同じ人生も、ひとつとしてありません。
だから、誰かの人生をコピーして生きることなど、本来、できるはずもないことです。

私たちは、人と人との関係性(Relation)の中で生きています。
日々誰かに支えてもらい、教えてもらい、ときには手を引いてもらっています。

けれど最後に、「この一歩を踏み出す」と決めた責任は、自分で取る。
その一歩が正しかったかどうかなんて、歩いてみなければわからないことです。

もちろん、予測はします。
なにしろ、自分の行動の責任は自分で引き受けるのです。
できれば失敗はしたくない。
だから出口を設計(Exit Design)する。
転ばぬ先の杖です。

ただ、繰り返しになりますが、自立は、ひとりになることではありません。
人と結ばれながら、それでも自分の足で、自分の人生を引き受けていくこと。

これは国も同じです。

国家の自立は、孤立することではありません。
さりとて、外国の言いなりになることでもありません。

外国との結びを大事にしながら、国民生活への責任をしっかりと自国で引き受けていく。
だから、そこに国と国との関係性をいかに整えるかが課題になるのです。

そしてその整えは、どこまでも関係を壊さず、かつ、みんなが笑顔になれる道を探していくことです。
このことは、個人も法人も国も、みな同じことではないかと思います。

今日も、新たな一歩を、
誰かに決めてもらうのではなく、
自分で選び、自分で決めていきたいと思っています。

——今日も良い一日を♪

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